Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[前編]完



「―――……(→o←)」



柏田さん、顔のパーツが思いきり中心に寄ってる。



声も出せないくらい痛いみたいだ。



そりゃ…あんな分厚いファイルで叩かれたらめちゃくちゃ痛いよね…?



で、でも…なんで叩かれたんだろう…??





「だ…大丈夫ですか?」



心配になって声をかけると、柏田さんはわずかに右手をあげて無事をアピールする。



まだ声は出せないみたいだ。





「…ったく。
お前のセクハラのせいでいったい何人のコが辞めてったと思ってんだよ」



「えっ?」



どかっと荒々しくソファに腰を下ろした西崎さんを凝視する。



い、いま何て…?







セッ…







セッ…







セッ…







セクハラ――――――!?










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