Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[前編]完
誰もが面接のときだけは自分を売り込もうと、ときには自分を偽ることがある。
だけどこの男は面接という自分を最大限にアピールしなければならない席でありのままの自分を見せている。
自分を偽ることなく、そればかりかあえて不利になるであろう格好で挑んでいる。
面白い男だと思った。
この男に興味を持った。
この男と仕事がしてみたいと思った。
――俺は、この男の見た目じゃなく中身に心が惹かれた。