スペードジャック♠
近くに指定の中学校はあるが、身体の弱いわたしは近くの中学でやっていけのるか不安でその中学校には行かず、少し遠い支援学級のある中学校に行くことを選んだ。
バスの中から見える景色はいつもとかわらないはずなのに、この日はなんだか少しだけ違うように見えたんだ。
いつもと同じ、お気に入りの特等席に座っているはずなのに...。
“転校生が来る”という心の中の魔法だろうか。
「次は・・・・・。次は・・・・・。」
バスのアナウンスが響きわたしはボタンを押しリュックを手に取り下りる準備をした。
バスが停止し、バスの定期券を取り出すとき、バスの運転手さんに『行ってらっしゃい』と言われた後、『今日はニコニコしてるけどなにかいいことでもあったの?』と言われた。
わたしは笑顔のまま『秘密です~』と言って定期券を通す、バスを降りていく。
バスを降りた直後、わたしは歩きながら一人運転手さんに言われたことを考え始め
る。
――そんなに顔に出てたかなぁ~。
確かにいつもはつけていないヘアピンつけてるし…
だけどいつもと違うのはそれくらい。
思い返してみればいつもはバスの後ろの方の席で一人ムスッとしているか、眠いとだらけている様子。
それが、今日の朝は窓の外をただ見つめている傍から見れば、恋する乙女オーラが出ていたのかもしれない。
バスの中から見える景色はいつもとかわらないはずなのに、この日はなんだか少しだけ違うように見えたんだ。
いつもと同じ、お気に入りの特等席に座っているはずなのに...。
“転校生が来る”という心の中の魔法だろうか。
「次は・・・・・。次は・・・・・。」
バスのアナウンスが響きわたしはボタンを押しリュックを手に取り下りる準備をした。
バスが停止し、バスの定期券を取り出すとき、バスの運転手さんに『行ってらっしゃい』と言われた後、『今日はニコニコしてるけどなにかいいことでもあったの?』と言われた。
わたしは笑顔のまま『秘密です~』と言って定期券を通す、バスを降りていく。
バスを降りた直後、わたしは歩きながら一人運転手さんに言われたことを考え始め
る。
――そんなに顔に出てたかなぁ~。
確かにいつもはつけていないヘアピンつけてるし…
だけどいつもと違うのはそれくらい。
思い返してみればいつもはバスの後ろの方の席で一人ムスッとしているか、眠いとだらけている様子。
それが、今日の朝は窓の外をただ見つめている傍から見れば、恋する乙女オーラが出ていたのかもしれない。