マリッジブルーの恋人たち
結婚式まで3ヶ月
結婚式まで3ヶ月を切った頃、会社の親しいメンバーと若い後輩たちが、結婚のお祝いをしてくれるというので、お店に向かっていた。
結婚のお祝いをしてもらう私は、武藤玲奈(むとうれな)27歳。
この度、出逢って10年、付き合って8年の彼と、めでたくゴールインすることが決まったのだ。
私には勿体ないくらい、仕事も出来てイケメンで、同じ会社に入社したころ、恋人関係だと話すと誰もが驚き、疑われた。
結婚が決まった今でも、信じてもらえない。
彼は、茶髪で今流行りのウェービーヘアをしても似合うほどの誰が見てもイケメンの部類に入る男性。それに花形の営業部で成績は常にトップクラスで、最年少課長に昇進が決まり、順風満帆。
周りの女がほっとく訳もない。
恋人がいると知ると一旦諦めるものの、恋人が私だとわかると再度アプローチし、そんな彼女たちに嫌がらせされるのも日常茶飯事だ。
そんな私は、黒髪の艶だけが自慢のロングヘアを左右どちらかにシュシュで束ね、ノーメイクに近いナチュラルメイクをした地味な女だ。花形の営業部と違い、開発部で検品ばかりをし、存在その物が地味だ。
結婚のお祝いをしてもらう私は、武藤玲奈(むとうれな)27歳。
この度、出逢って10年、付き合って8年の彼と、めでたくゴールインすることが決まったのだ。
私には勿体ないくらい、仕事も出来てイケメンで、同じ会社に入社したころ、恋人関係だと話すと誰もが驚き、疑われた。
結婚が決まった今でも、信じてもらえない。
彼は、茶髪で今流行りのウェービーヘアをしても似合うほどの誰が見てもイケメンの部類に入る男性。それに花形の営業部で成績は常にトップクラスで、最年少課長に昇進が決まり、順風満帆。
周りの女がほっとく訳もない。
恋人がいると知ると一旦諦めるものの、恋人が私だとわかると再度アプローチし、そんな彼女たちに嫌がらせされるのも日常茶飯事だ。
そんな私は、黒髪の艶だけが自慢のロングヘアを左右どちらかにシュシュで束ね、ノーメイクに近いナチュラルメイクをした地味な女だ。花形の営業部と違い、開発部で検品ばかりをし、存在その物が地味だ。
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