あの夏の続きを、今
画面の中では、5人の人がトークを繰り広げていた。名前を見る限り、みんな私の知らない人ばかりだ。
私は上から順番に、その内容に目を通す。
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『なあなあ、俺、また目撃してしまったんだけど』
『何を?』
『あの2人だよ。また、体育館の裏に隠れていちゃついてる』
『あいつらかー』
『ってかお前、よく見つけれたよな。「また」ってことは、過去にも目撃してんだろ?』
『まあな。たまたま見つけただけだけど』
『あいつら本当、なかなかやるよなー』
『隠れてコソコソするよりは、堂々と交際してて欲しい。必死に隠そうとしてるの見るとほんとにムカつくんだけど』
『それな』
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「あいつら」って誰だろう。
これのどこが、私に関わる重要な問題なんだろう。
疑問だけが溜まっていく中、さらに読み進めていく。