あの夏の続きを、今




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『マジか、ってことはもう夏休みの地点でそういう関係だったのかー』

『やるなー、あの2人』

『瀬川に彼女できたって噂は本当だったんだな』

『相手、萩本さんだったのかー』

『小学校の時から仲良かったらしいしな』

『例の3人組か、萩本さんと瀬川と広野さん』

『てか、ちょっといい?』

『何?』

『俺、広野さんが瀬川のこと好きらしいって噂聞いたことあるんだよね』

『は!?』

『おいおい!そういう重要な情報は最初に言ってくれよ!!!!』

『わりぃ、言うタイミング完全に逃してた』

『実を言うと俺も最初は瀬川の彼女って広野さんじゃないかと思ってたから、違っててびっくりしたよ』

『マジ!?』

『てか、萩本さんと広野さんが仲良いんなら、萩本さんは広野さんの気持ち知ってたんじゃない?広野さんが瀬川のこと好きって噂が本当だったら、だけど』

『噂広まるぐらいだし、さすがにあれだけ仲良い萩本さんが知らないはずはないと思うなー』

『じゃあさ、萩本さんは広野さんが瀬川のこと好きって知ってて、瀬川と付き合ったわけ?』

『それ、最低じゃね?』

『うわー、なんてことするんだ、萩本さん』

『広野さんが可哀想すぎる』


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