必然的な運命
「はぁ… 意味がわかんない」

「なに言ってんのよ〜 そんだけ愛されてる証拠でしょ?」

「……はあ?」

紗也まで。本当、なに言い出すんだ。

「それ、専務のヤキモチでしょ?河原課長と一緒に働いている事に嫉妬してるじゃない?なんて可愛らしいっ」

キャピキャピと話す紗也はまるで学生なノリで妄想劇してるけど。

女子はこういう話、大概バチバチさせたがる。

……っんなことあるかい。ある訳がない。

「紗也、楽しんでるでしょ?」

「あは。バレた?最近トキメキがないからさ〜 もう楽しくって」
< 111 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop