必然的な運命
「きゃっ」

「あ、ごめん。確か総務部の山崎さんだよね?」

「え?あっ ….はい。えっと…っ…… 」

「僕は研究開発部の桜木。一応は同期なんだけど、その感じは知らなさそうだね?」

爽やかな男性が私を見てクスッと笑っている。

サラッとした黒髪に男性にしては色白で、アーモンド型のくっきりとした目は笑うと少し細くなった。

「ご、ごめんなさい。あまり同期会とかにも顔出してなくて… 」

私の同期は紗也を始め、あと何人かいるのだが実際はあまり知らない。
< 116 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop