必然的な運命
紗也いわく、同期会なんていうのも開催されているみたいだが。

部署が違うと会う機会も滅多にないし、誘われてもどことなく断っていた。

だから本当に申し訳ないけど、桜木さん。

あなたの事は初めましての勢いです。

「気にしなくていいよ。実際まともに話すの初めてだしね?……で、何か用事があったんじゃないの?」

「あ!そう、資料をまとめたデータを持ってきたんですけど誰もいなくて」

そう言って彼にデータを見せると、

「これ、もしかして山崎さんがしたの?」

「え?……う、うん。」
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