必然的な運命
「スゴいね。これ1日で終える量じゃないでしょ?明後日までにもらえれば良かったのに」

「え?そうなんですか!?」

「うん。河原課長にはそう伝えてたはずだけど?」

あの野郎。やっぱり腹黒。

私の勘は正解だったってことね。

「でも正直助かったよ。ありがとう。今うちのリーダーは会議中だから僕から渡しておくね」

「あ、ありがとうございます。」

「ハハッ、なんで敬語?僕は同期だからタメ口でいいのに」

物腰柔らかく笑う彼は見るからに優しそうだ。
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