必然的な運命
「その桜木くんだっけ?私、知ってるわよ?」

「え!な、なんで!?」

「彼、何気にイケメンだったでしょ?」

あぁ、そういうことね。

「彼の知ってる情報といえば、優れた逸材と言われ入社、1年目なのにもう既に上からのお墨付きらしい」

「……マ、マジで?」

「おまけに愛想も良くて面もいい。同期の中では高嶺の花なんて呼ばれてるのよ?」

高嶺の花、なんて言葉は女の人に使われるもんだと思っていたけど。

「んで、同期会はいつあるの?」
< 125 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop