必然的な運命
決戦の金曜日。

と、まぁそんなに意気込むこともないんだけど。

「今日は同期でご飯食べて帰るから作り置きしてある分のを食べてねっ……と、」

机の上にメモ紙を貼り付けた。

仕事終わってバタバタ帰宅し、簡単に夕飯の支度をして冷蔵庫の中で準備万端だ。

千秋とは、あの日以降なんだかギクシャクしていると言うかなんと言うか。

私は別になんともないんだけど、千秋から若干避けられているような気がしてならない。

だからといって、夜ご飯はちゃんと食べに帰ってくるし、たわいのない会話はするんだけど。

私の事について何も言ってこなくなった。
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