必然的な運命
「ヒャッ…ぁっ」

「フッ…… 敏感。」

耳が弱いんだな?と勝ち誇った目で見てはご満悦に笑っている。

「麻美も一緒に風呂入るか?」

「もう!入らないわよっ!」

悪戯をし終わった後の千秋の顔はこれでもかってほどに無邪気で可愛い。

それを見てしまうとなぜか許してしまうのよね。

私も結構な性格してると自分でも思う。

こんな日常に満足しつつも、頭の片隅にどうしても消えない桜木くんの言葉。
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