必然的な運命
「戻りました」

「おかえり〜 麻美ちゃんの手料理はさぞかし美味しかったでしょうね? 須田だけズルイっ!」

「フッ… 勝手に言ってろ」

ぶっきらぼうな彼こと、須田で遊ぶこと。

無愛想な須田がこんなにも麻美ちゃんのことで一喜一憂するのだから早く結婚しちゃえばいいのに。

彼が麻美ちゃんを好きなのは、とうの昔から知っている。

けど須田が麻美ちゃんに踏みこめないのは、まだ消せない苦しみがあるからだろうな。

「須田ぁ〜?いつ麻美ちゃんの結婚すんの?」

「お前には関係ない」
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