必然的な運命
「誰かから聞いたのか?」

「…… 」

「お前のその体調不良もそれが原因っぽい、な?」

ごめんな、と私の横に座り背中をさすってくれた。

謝らないでよ。

「お前がキツくなければ本当の事を話したい。今から話しても大丈夫か?」

今にも泣きそうな私を包み込むように優しく丁寧に扱ってくれている。

それだけで私の心は穏やかになるのだから。
< 175 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop