必然的な運命
「山崎さんも面白半分でただ単に書いたんだろ。まさかこんな大ごとになるとは思っても見なかっただろうな?」

後ろの方でクスクス笑う柴田リーダーは全く笑いを隠しきれてない、むしろ隠すつもりもなさそう。

「残念だったな」

千秋の言葉に、また一段と落胆する桜木くん。

それに追い打ちをかけるかのように河原課長が続けた。

「ここでもう一つ朗報。 その とある企業は明日強制調査が入るみたいだよ? 捜査されたら一発でアウト、即倒産だろうね〜 」

なんでも、その企業はかなりのブラックらしくあらゆる所から違法に情報を得て研究データを売り捌いていたんだとか。
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