必然的な運命
「まっ、お前の依頼は他とは違ってたみたいだがな?」

「はぁ… 俺のこの1年って。何だったんだろう…… 」

ん?待てよ? ってことは、さ?

「桜木くんは何の罪もないんじゃないの?」

私の発した一言で、周りのみんながキョトンとした顔で見てくる。

「え? だってさ、その雇われた企業はもう倒産するんでしょ? だからその意味不明な情報も渡せない訳だし」

ほら、てことは桜木くんも騙された側の人間になるんじゃない?
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