必然的な運命
怒っていたかと思えば今度は衝撃を受けたかのようにビックリしている。

感情が忙しそうですね?

「……ないわよ。チラッとはあるけど。 まだちゃんと見れないの!色々と思い出しちゃうから… 」

こんな言い合いなんてしたい訳じゃないのに、減らず口がとまらない。

「意地張ってる千秋よりはマシですよーだ!もう!馬鹿っ… なんで帰ってこないのよ…… 」

私の方が感情が忙しい、かも。

いま、泣け と言われたらすぐにでも泣いてしまいそうだ。

さっきまでの威圧はどこへやら?ってほどに声も細々になる。
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