必然的な運命
7.新しい課長さん
___ピピピッ
一定のリズムで鳴る携帯のアラームで目が覚めた。
あ、朝か……
1人なのにダブルベットに寝てる自分と、見わたす風景に違和感しか感じない。
起き抜けの身体でリビングに向かうと、もう既にスーツ姿の男性がコーヒーを飲んでいた。
「はよ。」
「お、はよう…… ございます」
まだ意識が曖昧の中、朝の挨拶をするのはいつぶりだろうか。
昨日、急遽決まった同棲…… もとい同居のためバタバタ引っ越しをする羽目に。