必然的な運命
「山崎さん、ちょっといいですか?」

パソコンとにらめっこしていると聞き慣れない声で名前を呼ばれた。

「あ、…..はいっ」

「柴田さんから資料関係は山崎さんにって言われてたんだけど… これお願いしていいかな?」

物腰優しく話すのは先ほど皆んなの前で軽く挨拶した河原課長。

「は、はいっ。わかりました」

そう言って書類を受け取る。

「今日中にお願いできる?」

「……はい、大丈夫です」

「ありがとう。じゃよろしく頼むね?」
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