必然的な運命
「それでは皆さ〜ん、かんぱーいっ!」

人でごった返した居酒屋のお座敷の一間に会社の面々が集まっている。

「ねぇ?ビールもう追加しちゃう?」

「そうだね。営業部は飲むペースが早いらしいからもう注文しよっか?」

最初は総務部だけの歓送迎会の話しだったが、営業部も人事異動があったらしく…

ならみんなで一緒にしよう!となって今に至る。

……てなると、私たち下っ端の仕事が増えるわけであって。

営業部には私たちの同期はいないから必然的に私と紗也で頑張るしかない。
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