[完]その口、利けなくしてやるよ。


______________




あれは、中学1年の夏直前



俺はあの頃だいぶ気弱で好きな女ですらまともに話せなかった



そんな俺が好きだったのは……藤堂明星…だった


きっかけは、春



チャリでこけて、たまにある散らばってるガラス


ちょうどそこにでかいのがあって、それで脚を切った


しかも結構深めに。



痛すぎて立てない時、



「どうしたの!?」



一人の女の子が声をかけてきたんだ。かなり慌てて



理由を言ってないのに理解したようにタオルとか出して



しかもそのタオル、薄ピンクで可愛いやつなのに俺の脚に押さえつけて


< 115 / 350 >

この作品をシェア

pagetop