[完]その口、利けなくしてやるよ。
「明星…京介のことは俺が忘れさせるから…だから、「悠月……あたし、悠月のことは好きになれないよ。」
言ったんだよ、俺に
「どんなに顔が似てても声が似てても、京介は京介だ」
「あたしは、強くなる。明星はもういねぇよ、藤堂明星。もう弱いあたしはいねぇ」
そこで、自分が虚しくなった。
明星は、多分京介しか見てなかったんだ。
俺は、京介の弟。普通に友達。そうしか見られてなかったんだ
それにようやく気づいて、そこから、怒りは明星へ向いた。
情ねぇよな、振られたからって…