[完]その口、利けなくしてやるよ。


「……」



何も言わない俺に、不安を感じてるのか瞳が揺れてる



奏風を裏切ることは出来ない。


でも……小さい頃から、俺はずっと……



「……きだ…」



「え?」



「小さい時からずっとずっと唯愛が好きだ」



結局、自分のことばっか。



奏風を裏切ったんだ、俺は。


< 165 / 350 >

この作品をシェア

pagetop