[完]その口、利けなくしてやるよ。
「なあ、光都」
「んあ?」
「あたしさ、お前らのこと信じてもいいか?」
やっぱり不安はある。けど、こいつらなら大丈夫かなとか思ったから
「当たり前だ。俺たちはお前を裏切んねえから。」
「おう、ありがとうな」
いつの間にか、光都との仲も犬猿の仲でなくなってる。
あたしは、こいつにイラつくことも、無くなった。
「昔のこと、話せる時が来たらでいいかんな!」
そう言って、あたしを見ないまま屋上から出ていった。
どーせ情ねぇ顔でもしてたんだろ!