[完]その口、利けなくしてやるよ。
ー光都sideー
「あと、少ししたらみんな来るから……」
そう話してる時だった
明星の様子がおかしい。目を開いて一点を見つめてぼーっとして…
あぁ、混乱してるのか?俺の話し方と奏風の話し方が似てるって……
けど、そんな表情は一変。
だんだん恐怖が支配する顔になっていく。
俺はこのままだと明星が居なくなってしまいそうで、怖くて…あの日、ここで奏風がみんなに言い続けていたことをも忘れて、
「明星!」
明星の両肩に、触ってしまったんだ。