[完]その口、利けなくしてやるよ。
そこへ、
______バンッ!
「明星!…っはあ、はあ、……」
膝に手をついて肩で息をしている暁都くんがいた。
「ど、とうしたの?暁都くん」
「居場所がっ、わかったんだ…」
え……?
「それって…」
そして、息を整えてから
「ああ、桜庭京介の居場所だ。」
そう言った。
「な、んで…どこにっ……?」
うまく言葉が出てこない。微かに息も上がってくるのがわかる。
そんな私に、ソファで座ってた千咲さんが近寄ってきて、私の肩を寄せた。
「暁都。ゆっくり話してくれる?」
「もちろんです」
そうして、みんなを幹部室に集めた。もちろん、愁華も。