[完]その口、利けなくしてやるよ。


「奏風。教室戻る」


「おう」



隣人はそんなあたしが気に食わなかったのか、




「おいっ、」


つって、腕をつかむ




「触んじゃねぇ!!!!!」



奏風の時以上に、叫んで拒否した。身体が、心が。



「光都。校長からの命だ。こいつには触んな」




奏風がそういった時、少なからず険しい顔をしていたのは、気が付かないことにしとく。


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