[完]その口、利けなくしてやるよ。
俺は桜庭京介として明星と出会った。
明星は藤堂財閥の令嬢であり、藤堂組の娘でもあったために、周りから少しだけ距離を置かれていた。
本当はめっちゃ優しくて明るくて暖かい子だった。
そんな明星に惹かれるのも時間の問題だった。
そして、明星と付き合えた時には飛び跳ねるくらい嬉しくて……もう世界がおわっても後悔しない気がしてた。
毎日幸せだった。
一緒に帰ってクレープ食べて家で話したり。
そんな幸せが永遠に続くと思ってた……
あの日までは。