[完]その口、利けなくしてやるよ。


「これ……」



「明星ちゃん、浮気してるみたいだよ?」



俺はそれが明星じゃないことくらい、気づけたはずだった。


けどそんなことももう脳が支配されて考えられなくなってた。



そして、気がつけば明星を傷つけまくってた。



正直心が痛くて仕方なかった。



けど、「裏切ったのはお前だ」って呪文のように思い込んで傷つけ続けた。


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