[完]その口、利けなくしてやるよ。


「……奏風ごめん。わりぃけどさ、こいつと話してぇから二人にしてくんねぇか?」



こいつ、とはもちろん校長のこと



校長と呼びなさい!とか言うけど甘いからね(笑)



「わかった。」



そして、校長室にあたしと校長ふたり。



「で?何を話したかったの〜?」



「“雷鳴”」



その一言で目を見開いて、にやりと笑った



「聞いたのね」



「なんで黙ってた」



「…あんたが強くなるためよ」



校長があんたと呼ぶ時、それは、“アイツ”が現れてる時だ


「バカらし「逃げるでしょ、言ってたら」



……図星だ

< 32 / 350 >

この作品をシェア

pagetop