[完]その口、利けなくしてやるよ。
光都が私にキスしようとした時、
____ジーーーーーーー…
ものすごく熱くてながーい視線が……
「愛紗!」
「……チッ」
光都、今自分の娘に地味に舌打ちしました!?
「おかあさんとおとうさん、ちゅーってするの?」
なぜか目を輝かせてそんなことを聞いてくる
多分こんな恥ずかしいこと聞くのは、光都に似たんだ……
「あ、愛紗?……そのっ、ね?えーっと……」
慌てふためく私の頭を自分の方に引き寄せて、
「あー、するよ?もっとすごいことだって……バッシーン!
まだ5歳の純粋な娘になんてことを言うの!?
その後、保冷剤を頬に当てながら全力で謝ったのは、言うまでもない。