[完]その口、利けなくしてやるよ。
そこで、二番目に入ってきたいかにもチャラ男が、あたしに手をまわそうとしてきた……
が、「いててててて!奏風!何すんの!」
奏風がそいつの腕を掴んで、止めた。
男のくせに情ねぇ。
「こいつには、触んないこと。校長の命だ。」
……ん?
校長の、命。
……「みんな同じ学校いってんのか?」
「わお!声まで素敵!」
「言葉遣いわりぃな」
チャラ男とチビ。キャラ濃いヤツらがよく喋んな。
「や、こいつだけ違う」
答えたのは、隣人…
そして、指さした方を見れば、三番目に入ってきたやっだった。