ぶっ飛びプリンセス
あ、そうだ!
「リオン様、髪飾りありがとうございます!可愛くて気に入りました」
さっきは何か分からなくて、お礼を言いそびれてしまった
「気に入ったなら良かった」
そう言って柔らかに微笑むリオン様
そんな笑顔を見せられたら勘違いしそうになる
「ルナ。疲れてるとこ悪いが…ちょっと来てくれ」
踵を返して扉の外に向かうリオン様
その後に遅れて付いていく
どこ行くのかな?
「お前は…薬草知識があるみたいだな」
「はい、ガルデニアの書庫にある薬草、ハーブ、漢方関連の本は読破しました」
「好きなのか?そーゆうのが」
「好きっと言うかは…お外で遊ぶ条件に読破を言い渡されたと言いますか…」
昔、城の外に出て遊びたかった私は暴れて叫んで懇願した
そしたら、"書庫にある薬草の本を全部読んだらいいよ"っと言われたので読んだ
そのうちちょっと興味が出てきて、色々読み漁った
結果、膨大な知識が身に付いた