ぶっ飛びプリンセス

「昔から…お転婆だったのか」

「そのようですね」


リオン様の後に歩いて数分
着いたのは厳重な扉が付いた部屋


「ココは?」

「兄の部屋だ」


え?!
兄って…眠り続けてるお兄様?!


「来い」

「え?!私、入っていいんですか?!」

「俺が許可する。早く来い」


リオン様に促され、リオン様のにくっ付いて入室


「ちなみに、ここで兄は服毒した。今でも、服毒した理由は分からない。兄が目覚めないと何もわからないんだ」


リオン様が手を動かし、私の目線を導く
そこには、綺麗な男の人が眠っていた


「うわぁ…凄く素敵な方ですね。絵本の中の王子様が出てきたみたいです」


白くてきめ細かな肌
瞳は閉じてて分からないが…

例えるなら男版眠り姫


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