ぶっ飛びプリンセス

「じゃぁ…兄はどこから毒薬を?それに…薬師も」

「それは…私にも分かりません。私が分かるのはココでは毒薬は作れないって事と、その注文票の薬は媚薬であるって事ぐらいです」


一番ありうるのは、外部から内密に持ち込んで服毒した


「お兄様は…この注文した薬を飲んで倒れたんですよね?」

「あぁ、倒れた兄の近くにココの薬瓶が落ちてたしな」


この薬を飲んで倒れた
でも、この薬ただの媚薬


「お兄様はこの媚薬に毒を混ぜて飲んだんですかね?」

「…わざわざ、混ぜるのか?」

「ですよね」


混ぜる位なら、直接毒を飲んだほうが手っ取り早い


「兄は…なんで毒入り媚薬なんて飲んだんだ?一体何を考えてるんだ?」


リオン様が頭を抱える
確かに意味が分からない

でも、もしかしたら…


「ラルム様は…毒が入ってるなんて知らなかったんじゃないですか?知らないからただの媚薬だと思って飲んだ。まぁ…排卵作用のある媚薬を飲んだところでラルム様に効果はありませんけど…」

「媚薬に毒が意図的に入れられた?……やはり薬師が?」


疑われるのは薬師だ
実際、自分が薬を作った償いで死んでいる

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