ぶっ飛びプリンセス

チュウされたおデコを触る
うん、顔が熱い…


「あ、アイル…!」


入り口付近にいたアイルは壁に片手をつき、もう片方の手で鼻を押さえている


「だ、大丈夫です。ルナ様。前ほど酷い出血はしません。たらりと少し滴れる程度です。心配無用です」


ふーふーと深呼吸するアイル
そして、通常を取り戻したアイルは私を見てニンマリ笑う


「久々の他国出張ですね?」

「そうね。ずっと無かったものね」

「無かったんじゃないですよ。ルナ様」


え?


「出張は全部延期にしてたんですよ」

「延期…?」


なんで?


「ルナ様が全快するまでは側に居たかったらしいです。で、ルナ様が全快したので出張を再開させたんですね」


そうだったの?


「愛…ですねぇ」


アイルがニマニマ笑う
私は顔が赤くなるのを隠すのが精一杯だった




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