ぶっ飛びプリンセス

テクテクのろのろ歩く
気付けばお日様が真上に来ている

もう…お昼か

結構歩いた気がする
でも、一向にお城が見えない


「喉が…乾いたな」


ずっと歩き続けて喉がカラカラだった
でも、今更川には戻れない

周りを見渡しある物を探す


「あっ!あった!」


ただの雑草
どこにでも生える雑草
しかし、この植物は茎に多くの水分を持っている

少しでもいい
喉を湿らせたい

私が水分を摂ってる間に、ポプリも草を食む


「ちょっと休憩だね」


ポプリは私の体重を支えながらゆっくり歩いてる
きっと疲れたに違いない

< 166 / 316 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop