ぶっ飛びプリンセス
リオン様がニヤリと笑う
「俺が迎えに行って…愛を囁いたか?」
「?!!」
リオン様はとても楽しそうです
私は顔が真っ赤になってる事でしょう
「ルナ…夢だと思ってるの?」
「…思ってました」
あれは…
あの幸せな夢は…夢ではなかったらしい
絶対夢だと思ってた
「夢じゃない。俺はお前を迎えに行ったし…お前は俺を愛してると言った…だから俺は応えた」
私の頬に触れ
真っ直ぐ私を見つめるリオン様
そして、微笑み…口を開く
「俺も愛してる…と」
夢じゃなかった
現実だった
また涙が溢れてく
「なんで泣くんだ…」
「だって…リオン様は…女の人を愛さないって…なのにっ…なのにぃ…」
なのに…リオン様は愛してくれた
嬉しくて
涙が止まらない