ぶっ飛びプリンセス

「これは…どーゆうことだ?」


料理を運んできた給仕の人にリオン様は聞く
すると、給仕の人が苦笑い


「昨晩、リオン様がルナ様を連れて戻られた後…すぐに料理長は泣きながら料理を仕込んでいました」

「…え?」


給仕の人とリオン様が話してる横で、私はベットを降りるのに苦戦していた

折れた足首がギプスで固定されてて動きにくい
でも、ベットから出てテーブルに着かなきゃご飯が食べれない


「ルナ様が帰って来たのが嬉しかったんだろうと思います。で、嬉しすぎて作り過ぎたのだと思います」


ベットで苦戦してると、脇に手を入れられヒョイっと持ち上げられる私


「お前は…庭師だけじゃなく料理長まで虜にしたのか…」


リオン様に抱えられテーブルに着く私
目の前の料理に空腹が増した


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