ぶっ飛びプリンセス
「…平気か?嫌な事とか思い出しただろう?」
リオン様が気遣う
確かに騎士に拐われたあとの事を思い出すと体が震える
でも、今ココにはリオン様はいるし
私を見てくれている
だから、平気
でも…一応確認したいことが一つある
「あの…騎士に拐われた時、騎士に言われたんです」
「なにを?」
「リオン様の元恋人の存在」
私が言うとリオン様は固まる
っと言うか…何を言ってるか理解出来てない表情をしている
「ちょっと待て…意味がわからない」
「リオン様は元恋人の所に出張に行って、イチャイチャして来るんだって騎士に言われたんです」
で、ズキズキ痛んだ私の胸
「出張…?あぁ…この前のヤツ?確かに、出張しに行った場所には女王が居る。そいつが王位着くまではよく会ってたな」
え?会ってたの?
じゃ、嘘じゃないのか…