ぶっ飛びプリンセス

「ごちそうさまでした」


思う存分食べて幸せです


「じゃ、これを飲め」


っと出されたのは…お薬?


「これは…なんですか?」

「風邪薬だ。解熱剤。」


あぁ、そうか
私は熱を出したんでしたね
今辛くないから忘れてた


「あれ?じゃ…今熱が無いのは薬のお陰でなんですよね?私、飲んだ記憶ないですよ?」

「俺が飲ませたからな」


自分の口に指を添えて
ニッと笑うリオン様

あ…察した
これ、あれだ…口移しされたんだ


「喉も渇いてたんだな。いい飲みっぷりだったよ」

「普通に飲ませて欲しかったです」


口移しされてた側に誰も居なかった事を願う
やっぱり、恥ずかしいもん



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