ぶっ飛びプリンセス
「ロージィ様…ラルム様の薬に混入した毒薬はその後どーしましたか?」
「それは…その…」
言葉を濁すロージィ
「薬師に渡したんですね」
「っ!!」
図星だ
「媚薬の存在を知ってるのは薬師と…研究室に出入りしてたロージィ様のみ。薬師は媚薬に毒が混入されたのを知りロージィ様の所に行ったんですね」
「渡した…っと言うか、奪われたわ。奪って逃げていった。まぁ、毒薬の処分に困ってたし良かったけど」
薬師の愛は…
ロージィには届かなかったんだ
「その後…薬師がその毒で自殺をした。まるで、自分が毒を盛ったような文章を残し…」
薬師は…ロージィを守ったんだ
自分の命と引き換えに
苦しい思いをするのが分かっているのに…
その毒を飲んだ