ぶっ飛びプリンセス

「ロージィ様…ラルム様の薬に混入した毒薬はその後どーしましたか?」

「それは…その…」


言葉を濁すロージィ


「薬師に渡したんですね」

「っ!!」


図星だ


「媚薬の存在を知ってるのは薬師と…研究室に出入りしてたロージィ様のみ。薬師は媚薬に毒が混入されたのを知りロージィ様の所に行ったんですね」

「渡した…っと言うか、奪われたわ。奪って逃げていった。まぁ、毒薬の処分に困ってたし良かったけど」


薬師の愛は…
ロージィには届かなかったんだ


「その後…薬師がその毒で自殺をした。まるで、自分が毒を盛ったような文章を残し…」


薬師は…ロージィを守ったんだ
自分の命と引き換えに

苦しい思いをするのが分かっているのに…
その毒を飲んだ

< 200 / 316 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop