ぶっ飛びプリンセス
「乗馬する王女か。確かに普通じゃないかもね。活発な子なのね」
「まぁ、活発だね。ドレスで全力疾走とかもするし、食い意地も凄いし、喜怒哀楽も激しい」
あと、俺に馬乗りして胸ぐら掴んだ事もある
さすがにコレは言わないけど
「…リオン、本当あの子が可愛くてしかたないのね?」
突然のソエル姉さんのジト目が刺さる
…引かれてる?なぜ?
「顔。緩み過ぎ。デレッデレ。次期国王の威厳無し」
ついついソエル姉さんといると気が緩む
幼少期に気持ちが戻ってしまう
ソエル姉さんに指摘され少し表情を引き締める
「まぁ、でも安心したわ。いつまでも妃を決めずにいたから心配してたのよ?」
「それは…ご心配をおかけしました」
「ちゃんと想える子が出来てよかったわ」
そう言うソエル姉さんは本当に安心した顔をしていた