ぶっ飛びプリンセス
1人だと明らかデカすぎる部屋に戻って来た
リオン様の執務室も兼ねてるので、リオン様と2人だとしても広い
一応、ここが王子夫婦の部屋となっている
今まで私が使っていた部屋は、私の衣装部屋と化した
セキュリティ抜群の衣装部屋
後々、子供部屋にするとリオン様は言ってた
しかし、子供が出来る気配はない
「…私、子供出来ない体なのかな?」
「え?急にどうしたんですか?」
私の呟きに、お茶の準備をしていたアイルが驚いた様子で聞いてきた
「だって…普通に月の物来ちゃったし」
リオン様のペースに飲まれ、そこそこな頻度で愛されてるのに
妊娠覚悟もしたのに…
出来なかった
「ねぇ、アイル…もし、私が子供が出来ない体だったら…リオン様の妃に相応しくないよね?」
そこまで言ったらアイルに肩をガシッと掴まれた
「そうと決まった訳じゃないのに悲観してはいけません。その時考えればいいじゃないですか。…ルナ様、今月の生理、重いんですね?ネガティブまっしぐらですね。精神グラグラですね。ちょっと待ってて下さい。ハーブティー淹れます」
そう言ってアイルはお茶を入れ直し始めた