ぶっ飛びプリンセス
「なに、一人で百面相してるんだ?」
オロオロしてると突然声がかかった
リオン様だった
「は!リオン様…おはようございます。すみません…今起きました」
怒られるかな?
うぅ…怖いよう…
「そうか。よく寝れたか?」
「えぇ…そりゃもう…ぐっすりと…寝過ぎました…すみません、起きるの遅過ぎですよね」
「別にいい。お前を起こすなと指示したのは俺だからな」
「え?」
起こすなと指示?
なんで?
「一昨日この国に来て、昨日は式。だいぶ疲れただろうと思ってな。余計だったか?」
「いえっ!お心遣い感謝いたします」
あれ?リオン様…意外と優しい方?
「体を壊されても困るからな」
なるほど…
大切な苗床ですものね私
確かに壊れたら困りますよね