ぶっ飛びプリンセス

そこにはお母様が優雅に座っていた
私に目線を寄越して微笑む

お母様だ!!

変わってないお母様の笑顔に心が踊る
今すぐ抱き着きたい

でも、公務、公務だから落ち着け私


「お久しぶりです。王妃様」


リオン様がお母様にお辞儀をする
すると、お母様は…


「大きくなられましたね」


っと言う
まるで昔のリオン様を知ってる口振り

…?
リオン様…ガルデニアに来た事あるの?


「あの…リオン様はガルデニアに来た事があるんですか?」


堪らず聞くとリオン様は頷く


「幼い頃に一度だけ。同盟を結んだ記念パーティーに呼ばれた事があるんです」


私に対してまさかの敬語に一瞬思考が停止した
公務時のリオン様ってだいぶ雰囲気違う

ちゃんと国を背負ってる一国の王子だ
エムロード国王陛下ばりの威厳がちゃんとある

そういえば、リオン様の公務姿って今までちゃんと見た事無かった

すごく新鮮

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