ぶっ飛びプリンセス

「さぁ、座って下さい。今、紅茶を準備させます」


お父様が椅子を勧めてくるので大人しく着席する

座ってからこっそり周りを見る
…お姉様だけ居ない


「ルナ様」


突然ミエルに呼ばれドキッとする
キョロキョロしてたのバレた?

そっとミエルの方に向くと、ミエルは面白そうに笑っていた


「ソレイユ様は、お部屋に居ますよ?」

「!」


私の思考バレてる
さすが、ミエル…


「で、でも…今は…」


一応…公務だし…
リオン様の妃としてここに居なきゃだし…


「席を外しても構いませんよ?会いたいのでしょう?」


っと、笑顔のリオン様


「いいのですか?」

「久々の故郷ですし、どうぞ?」


お父様にも一応目を向けると頷いてくれた


「えっと…では、お言葉に甘えさせて頂きます」


静かに立ち上がりお辞儀をして部屋を出た



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