ぶっ飛びプリンセス
「当時、子供の仕様人は私ぐらいでした。その私は、あの日ルナ様に扮して居た。では、リオン様が会ったと言う仕様人は誰か。そんなの、私の服を着て城を抜け出したルナ様以外にありえません」
ミエルが淡々と語る
それを聴いても尚思い出せない私
お姉様も首を傾げて記憶を辿っている様子だ
「うーん…あ、あぁ!!」
少し思い出す素振りをしたお姉様が、閃いたように声を出した
「思い出したわ!そうだった、そうだった!あの日、ルナ居なくてルナの代わりに可愛いミエルが私の隣に居たわ」
「思い出して欲しくない記憶ですね…」
楽しそうなお姉様とは真逆のミエル
そりゃそうか…
思い人の隣で女装したんだもんね
なんか…ミエル…ごめんなさい