ぶっ飛びプリンセス

「そうですか。アレはルナ様だったんですね」

「はい。十中八九ルナ様かと思われます」


ミエルの話を聞いて頷くリオン様
昔を思い出しているのだろうか?


「昔からお転婆だったんですね。完全に男の子だと思ってました。それくらい凛々しかったので」


クスクス笑うリオン様
それに対して困り顔のミエル


「本当に小さい頃から男の子のように走り回って、おもちゃの剣を振り回すような方でした」

「なんか想像できますね」


うわぁ…
昔の私の話で盛り上がりそうな雰囲気の2人


「あの…リオン様もミエルもご予定があるのでは?」


これ以上、私の覚えていない恥ずかしいエピソードを語られる前に切り上げてもらおう


「あぁ、そうでしたね。リオン様、引き続き案内致しますね」

「はい、お願いします」


そう言って2人は仕事モードに入りこの場を去って行った

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